1972年5月15日って何の日だか知っていますか?「5.15沖縄平和行進 〜戦後63年、沖縄復帰36年〜」515日)

沖縄県内外から1200名余が参加

 沖縄は日本で唯一地上戦があった地です。
 1945年6月23日に沖縄における組織的な戦いは終わりましたが、戦後、米国の支配下におかれました。
 1972年5月15日は沖縄が日本に返還された日です。
 しかし日本に返還されたとはいえ、日本の総面積の僅か0.6%にすぎない沖縄に、在日米軍基地の75%が押付けられています。そのことにより今現在も、米兵による女性暴行事件や交通事故などが後を絶ちません。
 5.15沖縄平和行進は、沖縄の状況をうったえ、平和な沖縄をとりもどすために毎年行われています。

フード連合の仲間 総勢110名

 今年もフード連合からは、中四国・九州ブロック、飲料ビール部会、全たばこ労組、全沖縄製糖労組はじめ沖縄の仲間、総勢110名が参加し、「基地撤去」「日米地位協定の改善」を求めて、梅雨の前の沖縄の地を行進しました。
 中四国・九州ブロックは前後の日程で、沖縄戦のビデオを見てから沖縄地区協事務局長による日米地位協定の講話を聴講、そして「沖縄陸軍病院南風原壕」「平和の礎」などの南部戦跡廻りをして平和について学習をしました。
 初めて沖縄に来た参加者からは、「今まで沖縄は明るいリゾートのイメージしかなかったが、今回、平和行進に参加して、戦後63年にもなるのにいまだ戦後が終わっていない現実を認識した。このことは職場の仲間にも伝えたい。」との声がありました。
 働く仲間のしあわせのため、次世代の子どものために、平和と人権を守る活動を続けることは、労働組合の大事な運動のひとつだと確信しました。