“もったいない”を“ありがとう”に、フードバンク活動との連携411日)
セカンドハーベスト・ジャパン秋元氏との意見交換
4月11日に開催された社会産業政策委員会の前段に、日本流フードバンク活動の普及に取り組んでいるNPO法人・セカンドハーベスト・ジャパンで活動普及・渉外を担当している秋元氏を招いて活動の紹介と意見交換を行いました。
日本の食料自給率は39%にまで落ち込む一方で、食品の約3割は廃棄されています。また、コンビニ弁当は毎日300万食捨てられていると言われています。
“もったいない”と誰もが思うのではないでしょうか。
セカンドハーベスト・ジャパンは2002年にNPO法人を取得した団体で、十分食べられるにもかかわらず、包装のちょっとした不備や印字ミス等で廃棄しなければならない食品を企業から寄附してもらい、児童養護施設や女性シェルター、老人福祉施設やホームレス支援団体等に無料で提供しています。
こうした取り組みはフードバンク活動と呼ばれ、アメリカでは40年以上も前から取り組まれてきていますが、日本の歴史はまだまだ浅いのが現状です。
フード連合は、現在、産業政策の見直しを行っており、食料廃棄の問題についても「食と環境問題」や「食育」の中で取り組んでいくことにしています。こうした産業政策を具体的な活動につなげていく観点から、今回、セカンドハーベスト・ジャパンとの意見交換の場をセットしました。
今後、フード連合としてこうした活動を紹介しながら、単組の労使として協力できる企業については、セカンドハーベスト・ジャパンに紹介して行きたいと考えています。
セカンドハーベスト・ジャパンの紹介