2007フード連合春闘討論集会を開催

 討論を各単組の闘争に活かす
パネルディスカッション形式での分散会報告
パネルディスカッション形式での分散会報告
 12月4、5日に横浜のメロンディアあざみ野で、2007フード連合春闘討論集会が行われました。加盟組合から約140名が参加しました。
 集会では、2007春季生活闘争をテーマに、講演、分散会やパネルディスカッション形式の分散会報告を行い、春季生活闘争に臨むための理解を深め、討論しました。


 冒頭挨拶に立った渡邉会長は、2007春季生活闘争をめぐる情勢について述べ、「全ての組合が一致して賃金改善するよう議論を進め、反転攻勢の年にしなければならない」と昨年以上の要求・実績となるよう、加盟組合に求めました。
 その後、フード連合としての2007春季生活闘争方針の素案が説明されました。
 激励講演として連合副事務局長の高橋均氏から、「職場における雇用形態の変化と組織化」について、パート・契約社員など広がる雇用形態の中でなぜ組織化が必要なのか、また組織化にあたっては、失敗をおそれずにやってほしいという話がありました。JAM会長(連合中小労働委員会委員長)の小出幸男氏からは、連合中小共闘の考え方について、要求の基本や共闘体制のあり方などが話されました。
 方針提起や講演を踏まえ、2日目は参加者が10の分散会に分かれ、それぞれ掲げたテーマについて意見を交わしました。各分科会の討論テーマは次の通りです。
 共通討論テーマを@すべての組合が反転構成の春闘に取り組む(全体で取り組むために)、A賃金改善要求について、B時間外割増率の引き上げについてとし、業種別部会や各単組がどのように取り組んでいくのかを、主要組合の委員長グループ、中小組合の委員長グループ、また書記長グループ、中央執行委員のグループなどにわかれて議論しました。
 分散会の終了後、パネルディスカッション形式で各座長が報告を行いました。その中で、昨年以上の賃金改善をしていくためには、今年は共闘し、そしてみんなで要求していかなければならない、そのためには8、500円は、理解できるなどの意見がでました。
 参加者は、今集会での討論を、各々の単組での春季生活闘争に活かし、取り組んでいくことになります。