T.フード連合が目指す男女平等参画の理念
男女が互いを尊重し、役割と責任を分かち合い、誰もがいきいきと活躍できる男女平等参画社会
U.活動のキャッチフレーズ
築こう!food社会!
※food社会とは?
フェア(f)で、お互い(o)に、思いやり(o)、輝ける男女平等(d)、社会
*男女平等参画の実現に向け、フード連合すべての加盟組合が、風土改革を進める。さらに、男性・女性、正規・非正規労働者、外国人、高齢者など多彩な属性、経験や価値観を持つ人々が、個性と能力を発揮する活力ある組織をめざす。
V. 運動目標と期間
(1)3つの運動目標
1)働きがいのある人間らしい仕事の実現
2)仕事と生活の調和
3)女性の活躍推進
(2)運動期間
2015年度から2020年度の6年間
W.運動目標を達成するため具体的な取り組みについて
1.働きがいのある人間らしい仕事の実現
<課題>
- 組合員一人ひとりが、「男女が互いを尊重し、役割と責任を分かち合う」意識を持つ。
- 男女が共に自らの働くことの価値と重要性を再認識し、生きがいを持って働くことを追求するとともに、企業・労働組合を含め、社会的な意思決定の場に積極的に参加する。
<加盟組合の取り組み>
- 運動方針に男女平等参画推進とフード連合の「3つの運動目標」に取り組むことを明記する。
- 自組織の具体的な「男女平等参画推進計画」を策定し、計画内容を運動方針に掲げ、全組合員に周知する。
- 計画には基本的な考え方や数値目標についてもできる限り明記する。
- 男女平等参画に関する勉強会等を開催し、組合員の意識啓発に努める。
- 機関紙等を活用し、組合員に男女平等参画の取り組みを広報する。
- 連合・フード連合が主催する「連合女性集会」や「学習会」に積極的に参加する。
【加盟組合のミニマム目標】
- 2016年度までに、運動方針に男女平等参画推進と「3つの目標」に取り組むことを明記する。
- 2016年度までに、自組織の具体的な「男女平等参画推進計画」を策定する。
<フード連合本部の取り組み>
- セミナー等での啓発に取り組み、女性役員の登用を促進する。
- 連合・フード連合主催の学習会などへ女性組合員の参加を、加盟組合に対して積極的に呼びかける。
- 6〜7月を「男女平等月間」とし、組織全体で男女平等参画の取り組みと意識啓発を強化する。
<業種別部会・地区協議会の取り組み>
- 会議、学習会などへ女性組合員の参加を、加盟組合に対して積極的に呼びかける。
- 女性組合員を対象にした集会、交流会などを実施するとともに、加盟組合に対して積極的に参加を呼びかける。
- 地方連合会での男女平等参画活動に、積極的に参加する。
2.仕事と生活の調和
<課題>
- 職場における仕事と生活の調和を確保し、男女がともに働き続けられる環境整備をはかる。
- 長時間労働の是正に積極的に取り組む。
- 妊娠・出産や育児・介護と仕事との両立を支援する環境を整備する。
- 男性の育児休職取得等を促進するなど、男性の育児参加を促進する。
- ハラスメントや差別などで能力発揮が妨げられることのない、働きやすい職場づくりを進める。
<加盟組合の取り組み>
- 職場の男女平等参画課題について、労使間で話し合う場を設置する。
- 長時間労働の是正に向けて、労使で目標を掲げ、その実現に向け取り組む。特に三六協定の遵守には労使で責任を持って取り組む。
- 妊娠・出産、育児・介護等の支援制度等について、組合員の意見・要望等をふまえ、拡充を求める。
- 妊娠・出産、育児・介護等の支援制度等を有効利用できるようにするため、従業員・組合員への周知を労使で徹底する。育児・介護についても制度を利用しやすい環境整備を図る。
【加盟組合のミニマム目標】
- 2016年度までに、男女平等参画について「労使で話し合う場」を設置する。
- 2017年度末までに、労使間で数値目標を設定して、長時間労働の是正に取り組む。
3.女性の活躍推進
<課題>
- 男女がともに参加し、行動することで、労働組合運動を充実・発展させる。
- 組合員の組合活動への関心を高め、参加・参画を促進する。
- 男性役員中心となりがちな現状を改善し、女性の組合活動への参加・参画を高める。
- 妊娠中や、育児・介護中、非正規雇用の組合員も含めた、職場で働く全ての労働者が組合活動に参加しやすい環境づくりを進める。
- ジェンダーに敏感な視点を持ち、固定的な性別役割分担意識を払拭する。
- 役員自らが、男女平等参画の必要性について十分理解する。
- 女性役員の人材育成に取り組み、女性役員の登用を促進する。
<加盟組合の取り組み>
- 女性組合員が参加し、意見を述べ合う場を設け、その場で出された女性の意見を活動に生かす。
- 複数の女性役員を選出し、活動の役割分担、男女平等に配慮する。
- 育児・介護等に携わる役員が、男女共に活躍できる様、組織運営のたな卸しを行い、必要な見直しを行う。
- 女性役員の妊娠・出産時は、役員継続に対する本人の意思を確認したうえで役員の継続ができる体制づくりを行う。
- 育児・介護等に携わる組合員も参加しやすい活動を検討・実施する。
- 「連合・第4次男女平等参画推進計画」を踏まえ、構成組合員比率にそった執行体制の実現に取り組む。
- 女性役員や代議員の選出を促進する。
【加盟組合のミニマム目標】
- 女性の課題やニーズについての意見の集約と議論に加え、知識の蓄積や経験交流、ネットワークづくりなど、女性役員の人材発掘・育成の視点も意識した運営を行う。
- 組織運営が、男性役員を中心としたものになっていないか、活動のたな卸しを行い、育児・介護等に携わる男女が共に参画できる組織となるよう、必要な見直しを行い、組織の風土改革を行う。
- 役員の育児休業取得にあたっては、役員継続に対する本人の意思を確認したうえで、復帰後の再登用を進めるとともに、復帰までの間は、必要な情報提供を行う。
- 2020年度末までに、各種会議や集会・イベント、研修等、あらゆる取り組みへ構成組合員男女比率に沿った参加体制を定着させる。
- 2020年度末までに、執行機関での男女比率を構成組合員比率に沿った体制づくりに取り組む。また、遅くとも2017年度末までに、1名以上の女性役員が選出できる仕組みづくりに取り組む。
<フード連合本部の取り組み>
- 男女平等参画をめぐる国際的な動向も念頭に置き、女性参画率の確保に向け検討を進める。
- フード連合定期大会・中央委員会において、代議員・中央委員を複数選出する加盟組合に、女性代議員・中央委員選出を要請する。
- フード連合定期大会・中央委員会における女性参画率の向上を目指し、複数名の代議員を選出している加盟組合でのクオータ制について検討するとともに女性代議員枠の拡大を検討する。
- 「フード連合構成組合員男女比率にそった執行体制」が定着するよう、2015年度から2020年度までの時限的なクオータ制として、女性中央執行委員枠を拡大し、原則として、各業種別部会から1名を選出する。
また、業種別部会を代表する中央執行委員は従来通りとし、新たに業種別部会から選出される女性中央執行委員は、フード連合の活動全体に女性の意見を反映させるための役割を担うこととする。
なお、2020年以降については、フード連合の女性参画状況を鑑みながら、あらためて検討する。
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以 上
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